🔄 2026年9月6日更新英語学習スピーキングアウトプット学習計画AIプロンプト

9月からのスピーキング練習方針 — 身近なテーマで話して繰り返す

9月からアウトプットを増やし、身近なテーマで話してフィードバックを回す練習方針と、その練習用AIプロンプトをメモしました

9月からは自然な英語習得月間として、自然な英語のインプットとアウトプット練習を増やそうと思っています。今回はその方針と具体的な練習の進め方をメモしておきます。

自分用のメモを記事にしたものですが、スピーキングの取り組み方などで何か参考になることがあれば嬉しいです。

これまでは、リスニングや発音などの基礎的な部分を中心に、英語を大量にインプットすることにかなり比重を置いてきました。今後もインプット自体は続けるつもりで、Audibleなどのオーディオブック、YouTube、英語教材に加えて、9月からはNetflixなども使いながら、教材として整えられた英語だけではなく、より自然で多様な英語にも触れていきたいです。

一方で、インプットしているだけでは、自分で英語を組み立てて話す能力が十分に育つとは限りません。

そこで、これからはアウトプットのトレーニングも増やしていきます。

SLA(第二言語習得)の知見を参考にしながら、自分の現在の能力や弱点、学習スタイルなども考慮して、必要なところに重点を置いていくつもりです。

スピーキングをどう捉えるか

話すために必要な能力

英会話の能力は一つの能力ではありません。話すときには、伝えたい内容を考え、それを英語として表現し、必要な語彙や文法を選択・組み立て、発話するという複数の処理が関係しています。実際にはかなり同時に進んだり、行き来したりします。

たとえば、次のようなものです。

  • 言いたい内容を思い浮かべる
  • それを英語でどう表現するか決める
  • 必要な語彙・文法・表現を取り出す
  • 文を組み立てる
  • 発音・リズムなどを使って発話する
  • 相手の発話を理解する
  • 相手の反応に応じて自分の発話を調整する
  • 限られた時間の中でこれらを素早く処理する

文法知識や語彙知識は重要な基盤ですが、それらを知っていることだけで、実際の会話で素早く使えるとは限りません。基盤としては大事だと思っています。

発音についてはこれまで継続的に練習してきているので、今後も通常の発音・音読・発話練習の中で引き続き改善していきます。一方、その他に関してはこれまで練習量が圧倒的に少なかったので、今後練習していこうと思っています。

インプットとアウトプットの循環

第二言語習得では、インプットは当然重要です。

大量の英語に触れることで、語彙、文法、表現、発音、リズムだけでなく、「どういう場面で、どういう意味で、どういう表現が使われるのか」という知識も蓄積されていきます。

ただし、インプットの中で出会った表現を理解できても、それが必要な場面ですぐに取り出せるとは限りません。知っていることと必要なときに取り出せることは同じではないので、実際に使う機会も増やしたいです。

大量のインプット自体はこれからも続けます。ただ、インプットだけでは、自分が実際に英語を使おうとしたときに何ができないのかを具体的に把握しにくい部分もあります。

そこで、実際に英語で話してみることで、「言いたいことを言えない」「知っているはずの表現が出てこない」「こう言ったけれど、もっと自然な言い方がありそう」といった自分の課題を明確にする機会も増やしたいです。

インプットから得られる気づきに加えて、アウトプットによって自分の知識や運用上のギャップに気づく機会を作り、その気づきを再びインプットや練習につなげていく、という循環を意識します。

一度聞いたり読んだりしただけで自然に使えるようになることを期待するのではなく、実際に使えるように練習していきたいです。

これからのメインのトレーニング

今後のアウトプット練習の中心にしたいのは、自分が実際に言いたいことをテーマにして話し、それをフィードバック・修正しながら繰り返し話すという練習です。

文章を丸ごと覚えようとするのではなく、自分の言いたいことを自分の言葉で繰り返し表現するということを大事にしたいです。

次のような流れを想定しています。

1. テーマを決める

まず、自分が実際に話しそうなテーマを選びます。

たとえば、次のようなものです。

  • 自分の仕事について
  • 最近やったこと
  • 最近見た映画
  • 趣味について
  • 旅行について
  • 家族について
  • 最近困ったこと
  • 買い物について
  • 友達との出来事

ポイントは、自分自身に関連する内容や日常的によく考えたり経験したりする内容など、実際に話す機会が多そうなものを優先することです。

自分が考えたこともないようなテーマについて話そうとしても、英語以前に「何を話そう?」と考える時間が増えてしまったり興味のないことに無理やり意見を生み出すことにつながってしまったりと、今の自分が鍛えたい能力とはずれてしまいます。

まずは、自分の生活や経験、考え方に近いところから、英語で話せる範囲を広げていくことを目標とします。

2. 直接英語で話す

テーマを決めたら、自分がそのとき本当に言いたいことをそのまま英語で話します。

今回の練習では、伝えたい意味から直接英語を組み立てる経験を増やしたいので、日本語の文章を作ってから英訳する方法は基本的に使いません。

ただし、「絶対に日本語を考えてはいけない」という意味ではありません。伝えたい内容や感情が、英語でそのまま出てくる状態を目指す、くらいの感覚です。

3. 録音してフィードバックを受ける

話した内容はできるだけ録音します。

自分で聞き返すことで、言い淀み、繰り返し、言えなかった部分、発音上の問題など、自分自身でも気づけることがあります。

それに加えて、AIなどからフィードバックを受け、次のような点を確認します。

  • 文法的に間違っているところ
  • 意味が伝わりにくいところ
  • より自然な表現
  • 場面に合った表現
  • よく使われる言い方
  • 自分が言いたかった意味とのズレ

フィードバックを受けたら、単に正解を覚えるのではなく、なぜこの表現になるのか、どういう場面で使うのか、自分が最初に作った表現と何が違うのかも確認します。

特に、自分が実際に使いたい表現については、理解したうえで繰り返し音読したり真似したりします。

4. 同じテーマでもう一度話す

その後、同じテーマについてもう一度話します。

ここで目指すのは、前回の話を完全に再現したり、フィードバックされた内容を完全に覚えることではありません。もちろん使いたい表現は使います。

同じ内容について話はするけど、そのとき思いついたことを自由に話すという方針でいきます。

表現を変えてもよいし、話す順番を変えてもよいし、新しい情報を付け加えてもよいです。

つまり、同じ文章を再現するのではなく、同じテーマについて何度も自由に話すということを目指します。

これによって、特定の文章を暗記するというよりも、同じテーマについてさまざまな形で話せるような柔軟性を高めたいです。

AIと一緒に練習するときのプロンプト

上の流れをAIチャットで回すときに使うプロンプトです。ChatGPT、Claude、Geminiなどの新規チャットに貼って、開始の合図を送ると、テーマ選びから始めてくれます。

必要ならフォローアップ質問を挟んでもらえます。毎回特定の場面を再現する必要はなく、発音の評価は音声を渡したときに限る、という方針です。

以前まとめた 独り言英会話のAIフィードバック用プロンプト は、書き起こしを一括で添削してもらう用途です。今回のものは、同じテーマで話してフィードバックを受け、使える表現を意識してもう一度話す、というサイクルをセッション全体で続けてもらうためのものです。

使い方のイメージは次のとおりです。

  1. 新規チャットに、下のプロンプトを貼る
  2. 開始の合図を送る
  3. テーマは自分で選ぶ
  4. 準備せずに英語で話し、音声認識の書き起こしを送る
  5. フィードバックを見たあと、少し角度を変えて同じテーマでもう一度話す
  6. セッションを終えるときは、詳しい評価に加えて、短いログ用のまとめも出してもらう

録音して聞き返すこともできますが、毎回必須ではありません。目的は、意味のあるスピーキング練習の量を増やすことです。

どのような添削をしてほしいかは人によって違うと思うので、自由に編集して使っていただけると幸いです。

下のカードを開くと、コピー用のプロンプト全文が出ます。

繰り返すときは変化を加える

上記を一日でやって終えるだけではなく、同じテーマについて期間を開けて繰り返すことも大事だと思っています。

同じ文章を何度も再現する練習にも、流暢さや取り出しやすさを高める効果はあると思います。ただ、自分はそれだけに偏らず、意味を保ちながら少しずつ条件を変えながら話す練習も組み合わせたいです。

たとえば、次のような変え方です。

  • 話す相手を変える
  • 日記として話す
  • 誰かに説明する
  • おすすめとして紹介する
  • 自分の意見を述べる
  • 「なぜ?」を追加する
  • 具体例を追加する
  • 時系列を変える
  • 立場を変えて考える
  • 別の表現で言ってみる

すべてを行うのは厳しいので、テーマに合わせて自分が話したい内容や目的に応じて選択していこうと思っています。

こうすることで、単純な暗記ではなく、話したい内容について柔軟に言語化する能力を鍛えられると思います。

同じテーマについて何度も話していくことで、特定の話を丸暗記するのではなく、関連する語彙や表現、文法構造などをより素早く利用できるようになることを期待しています。

自分に関係の深いテーマから広げる

練習テーマについては、まず自分の身近なところを優先したいです。

たとえば、次のようなテーマです。

自分について

  1. 自己紹介・自分の性格
  2. 自分の経歴
  3. 仕事・働き方
  4. 英語学習
  5. 趣味・好きなこと
  6. 最近ハマっていること
  7. 将来やってみたいこと
  8. 苦手なこと・得意なこと

日常生活

  1. 今日・昨日何をしたか
  2. 最近あった出来事
  3. 買い物
  4. 食事・料理
  5. 家事
  6. 移動・電車・旅行
  7. 天気や季節
  8. 最近困ったこと・失敗したこと
  9. 休日の過ごし方

人間関係・経験

  1. 家族
  2. 友達
  3. 最近誰かと話したこと
  4. 印象に残った出来事
  5. 誰かに何かをおすすめする
  6. 誰かに何かを説明する
  7. 最近うれしかったこと・面白かったこと
  8. 最近気になったこと

好み・考え

  1. 好きな映画・動画・本
  2. 好きな食べ物・店
  3. 何かを選ぶときの基準
  4. 最近考えていること
  5. 日常生活の中で「こうしたほうがいい」と思っていること

このようなテーマを一つずつ話せるようにしていきます。

まずは「自分について」「自分の生活について」「自分が普段考えること」など、実際の生活で頻繁に登場する領域を中心にします。

その土台ができた上で、将来的に必要になれば、社会問題や抽象的なテーマなど、より難しい内容にも広げていけばよいと思っています。

自然な英語のインプット

それとは別に重視したいのが、自然な英語に触れることです。

日本語で考えた内容を英語の文法に当てはめれば、文法的には正しい英文を作れる場合もあります。けれど、それが実際の英語話者にとって自然な表現なのか、どういう場面でその表現を使うのか、ということは別です。英語でどう表現するかという選択肢や慣習への知識は、まだ十分ではないと思っています。

この部分については、教材で整えられた英語だけではなく、ネイティブ向けのコンテンツなど、より多様な英語にも触れながら、少しずつ身につけていきたいです。

今後は、次のようなものを使って、さまざまな人の英語に触れていきたいです。

  • Netflix
  • YouTube
  • オーディオブック
  • その他、ネイティブ向け英語コンテンツ
  • 英語教材

単に単語や文法を理解するだけではなく、状況や感情との結びつきやそれに伴う話し方の変化なども少しずつ学んでいきたいです。

  • この状況ではこう言うのか
  • こういう意味ならこの表現を使うのか
  • こういう場面ではこの言い方が自然なのか

インプットした表現を自分でも使う

新しい単語・熟語・表現に出会ったとき、その例文を理解しただけで終わらせないようにもしたいです。

たとえば教材で、

I ended up taking the train.

という表現に出会ったなら、その例文を覚えるだけではなく、「自分なら何について end up を使うだろう?」と考えて、次のように自分の状況に置き換えて実際に言ってみます。

  • I ended up working from home yesterday.
  • I ended up being later than planned.

その英文が適切かどうかを確認し、必要なら修正してもらいます。

使いたいと思った表現については、自分の文脈に置き換えるだけでなく、繰り返し音読したり真似したりして、口に馴染ませていきたいです。

すべての表現についてこれを行うとoverwhelmedな感じになってしまいそうですが、「これは自分が使いそうだ」と思った表現については、余裕があるときにやってみたいです。

暗唱・瞬間英作文について

当面のアウトプット練習においては、暗唱や瞬間英作文などは一旦取り入れない方針です。

どれも特定の能力を鍛えるためには有用だと思いますが、今の自分が最も不足している能力により多くの時間を配分したいです。

瞬間英作文

瞬間英作文は、文法的な文を素早く組み立てる練習としては使えます。文を組み立てる速さなどには役立つ可能性もあります。

一方で、日本語で提示された意味を英語に変換する形式なので、今回自分が伸ばしたい「自分が本当に言いたいことを考えて、それを英語で表現する」という練習とは少しずれています。

また、練習で用いる英文が自然な会話表現ではないという点もよく指摘されます。

効果がある部分もあると思いますが、今の自分が伸ばしたい能力とは少し離れているので、当面は優先しないという判断です。

やったほうがいいかなと感じることがあれば取り入れるかもしれないです。

暗唱

暗唱についても、短い表現や短文を口に馴染ませるために使うことはあると思います。

特に、実際に頻繁に使いそうな短いフレーズについては、リード・アンド・ルックアップなどを使って、意味を理解したうえで何度か発話することには意味があると思っています。

ただし、長い文章を丸ごと暗記して何も見ずに完全再現することを主要なトレーニングにはしません。

長い文章の完全暗唱には記憶負荷も大きく、現時点では自分が優先したい「その場で意味を組み立てて表現する練習」に対するコスパがかなり低いと考えています。

英語の運用力が上がって暗唱の負荷が減ってきたらやりたいトレーニングではありますが、現時点では自分の力を超え過ぎていると感じます。

音読・英語のハノン

音読や「英語のハノン」は今後も続けます。

ハノンについては、文法項目を体系的に練習できることに加えて、収録音声や練習形式が自分にとって使いやすいです。

また、同じ英文を繰り返し発話することで、発音やリズム、イントネーションなどの質にも意識を向けやすいと感じています。

もちろん、同じ英文を繰り返すだけでスピーキング能力全体が身につくわけではありませんが、様々な英文を一度ずつ読むよりも、同じ英文を繰り返して発話の質を高めるという練習にも価値を感じています。

そのため、ハノンはハノンとして継続し、今回のスピーキングトレーニングとは別の役割として位置づけます。

会話能力について

実際の会話では、自分が一人で話す能力だけでは足りません。

相手の発話を理解し、次のようなことも必要になります。

  • 適切に反応する
  • 質問する
  • 相手の話を受けて自分の話につなげる
  • 相手の反応を見て話し方を変える
  • 必要に応じて説明し直す

一人で話す練習だけでは、相手の発話を受けて反応したり、質問したり、話題を調整したりするインタラクションそのものは十分に練習できません。そのため、まずは自然な会話を観察し、実際の会話がどのように進むのかを知ることも意識したいです。

特に、教材の例文だけでは分かりにくい、次のようなことについて、自然な会話を見ながら少しずつ理解していきます。

  • 話を始める方法
  • 話を続ける方法
  • 相手の話への反応
  • 質問の仕方
  • 話題の切り替え
  • 表情や声の変化
  • 同じ内容を違う表現で言う方法

ここについては、現時点では細かいトレーニング方法を決めはせず、まず自然な会話へのインプットを増やすことを優先します。

現時点での自分の学習バランス

現在の自分を考えると、アウトプット側の練習量が圧倒的に少ないです。

もちろんインプット量の確保は必須ですが、アウトプットも混ぜていって英語運用力を底上げしたいです。

特にこれまで練習してこなかった、「自分の考えを英語として組み立て、実際に発話し、フィードバックを受け、修正したうえでもう一度使う」というサイクルを増やしていきます。

教材だけでは身につきにくい感情を伴った発話や、基礎的なアウトプットは自然にできるという状態を目指したいです。

9月以降のアウトプットの基本方針

現時点では、次のような形を考えています。

まずメインは、テーマトークの練習です。

  1. 自分自身について、身近なテーマについて英語で話す
  2. 録音して、自分でも振り返る
  3. 言えなかったことや不自然なところに気づく
  4. AIなどからフィードバックを受ける
  5. より適切・自然な表現を理解する
  6. 同じテーマについて、暗唱ではなく自分の言葉でもう一度話す
  7. 必要に応じて条件や内容を変えて繰り返す
  8. 少しずつ、より速く・自然に・柔軟に表現できるようにする

インプットは並行して続けます。使いそうな表現に気づくためにも、アウトプットで見えたギャップを埋めるためにも使いたいです。

  • 自然な英語を大量にインプットする
  • 自分が実際に使いそうな表現や言い方に気づく
  • 使いたい表現は、繰り返し音読したり真似したりする
  • 自分の文脈に置き換えて使ってみる

このサイクルを、さまざまなテーマについて繰り返していきます。

最初から完璧な英語を話すことを目指すのではなく、まずは「自分が普段考えていることや経験していることを、英語でもある程度自由に話せる」という土台を作りたいです。

将来的に必要になれば、より抽象的な話題や社会問題、試験のスピーキングなどにも範囲を広げていければと思っています。

文法や語彙など、その他の学習については、アウトプットを増やす分だけ割合は少し減ってしまいそうですが、これまでどおり発声発音、英語のハノンやDUO、Ankiなどは継続したいです。

学習を続けていると色々な課題が見えたり新たな目標が出てくるので、その時に必要なものや長期的に考えた時の影響なども考えつつ調整していこうと思います。

かなり真面目に書いてはいますが、続けられることや没頭できることはかなり重要なので、その場その場の気分や楽しめることも重視しながら続けていきたいです。

まだ実践していないので上手くやっていけるのかわかりませんが、方向性としては悪くないようには思っています。