2026年9月の学習振り返りと今後の計画 — TOEIC・Versantを終えて
TOEICとVersantを受けた9月の学習を振り返り。試験後に変えたこと、発音やインプットで感じている課題、今後使いたい教材についてまとめました
2026年9月のTOEICまで~8月の学習振り返りと今後の計画 の続きです
前回の記事は9/5のTOEICまでを扱っていたので、今回は主にTOEIC受験後から9月末までの学習を振り返ります
9月は試験を2つ受けました
- 9/5 TOEIC L&R: 935点(リスニング480 / リーディング455) → TOEIC L&R 935点 — 結果と今後の目標
- 9/26 Versant(Speaking and Listening): Overall GSE 58(Speaking 50 / Listening 66) → Versant 初受験 — GSE 58(B1+)の結果と振り返り
結果の詳細はそれぞれの記事に書いているので、この記事では学習の振り返りと、今後の計画や考えていることを中心にまとめます
9月の学習
概要
TOEIC前は、TOEICに関わる英語も勉強するという形で、公式問題集などに少し時間を使っていました
試験後はTOEIC系の学習はほぼなくして、その代わりにスピーキング練習とNetflix、途中からはVersant対策が入りました
Versantは TORAbit さんのキャンペーンで受けられることになったもので、少しイレギュラーな学習が入った感じです
とはいえ、どちらの試験も点数を大きく伸ばすために思い切り対策をしたわけではありません
関連する知識や英語力はついたほうがいいし、何も対策しないと必要以上に点数が下がることもあると思うので、ある程度の対策はしたという感じです
基礎重視の方針は継続です
発声・発音は英語のハノンなど音読系の練習の中で意識して、オーディオブックやYouTubeも継続しています
それに加えて、より自然かつ幅広い英語に触れるためにNetflixを取り入れました
教材では、DUO 3.0を9/22でいったんお休みにして、9/23から英検準1級の単熟語EXに切り替えました
9/28からは、英音法の本(後述)に取り組み始めています
発声
継続はしていますが、発声だけに集中した練習はあまりしていません
ハノンなどの音読系の練習をしながら、発声もかなりの割合で意識する、という形です
発声そのものの練習は減っているので大きな変化はありませんが、昔の「力が入ってすぐにしんどくなる声の出し方」からは、ある程度改善していると思います
まだ改善の余地はあって日によって波もありますが、今は発声よりも、英語そのものの練習や発音のほうに意識が向いています
発音
こちらも、ハノンなどの音読系の練習をしながら発音を意識する、という形で取り組んでいます
9月は、AIで発音を分析してくれる BoldVoice の無料お試しのアクセントチェックも参考にしました
細かい結果までわかるわけではないですが、どこの発音が間違っているか、どの程度アクセントが目立つか、伝わりやすさはどれくらいか、といった評価をしてくれるので、改善するところを認識して、意識しながら練習していました
特に改善したいのは次のあたりです
- 子音のあとに母音がついていると指摘されることが多い。つけているつもりはないので、子音の処理の仕方が違うのか、無意識で母音を足しているのか、意識しながら練習している
- /z/ や /ð/ のような有声摩擦音が、無声音になっているという指摘が多い
- 日本語の「イ」「ウ」「ア」などに対応する英語の母音が複数あるが、それぞれがきれいに分離できていない
- 母音全体が前寄りになっている(フロント方向にシフトしている)と指摘される
一方で、/v/ と /f/ は少し改善したと思いますし、/r/ も先月に比べると少し良くなったと感じています
母音が前寄りになるのは、日本語は口先で音を作ることが多く、英語はより奥で響かせたり、力を抜いて声を出したりすることが多いから、というのが一因なのかなと思っています
力の入れ方・抜き方が違うという感覚で、言葉にするのは難しいのですが、できるだけお手本に合わせた音にしていきたいです
頭の中の音のイメージを置き換える
最近気づいたことがあります
これまでは、それぞれの音を自分なりに理解して区別し、舌の動かし方なども把握したうえで、頭の中にある音のイメージを出そうとしていました
ただ、そもそも自分が「こうだ」と思っている音のイメージが、本当の音とかなりずれていることに気づきました
自分の中の音がずれているなら、それに置き換えて理解するのは、下手をするとカタカナ発音に変換しているのと大差ないことになってしまいます
なので今は、自分の中の音に置き換えて理解するのではなく、お手本の音そのものをできるだけ頭に残してそのまま真似することを目指しています
こうした感覚の修正は簡単にできるものではないので、地道に少しずつ進めていけたらと思っています
リズム・イントネーション
9/28に『発音を極める「英音法」100のルール:リズムとイントネーション徹底トレーニング』(サラ著、ベレ出版)を手に入れました
まだ一通り読んだだけで、練習はこれからです
詳しい感想は別の機会に書こうと思っていますが、とても素晴らしい本だと感じています
音を真似するだけでなく、なぜそう読むのかを納得するためにも使えるし、自分が気づいていなかったことを知るためにも使えます
お手本の音声がない文章を音読するときにも、どう読むのが自然なのかがわかりやすくなりそうです
10月はこの本を繰り返し練習して、身につけていきたいです
それとは別に、音のかたまり(シラブル)の感覚も課題です
英語の1つのシラブルを、日本語のモーラのように複数の音に分けてとらえてしまう癖がどうしてもあります
たとえば1音節の語でも、頭の中では「ス・ト・ラ・イ・ク」のように複数の音として認識してしまい、その結果、発音も不自然になりやすいです
シラブルだけでとらえればいいかというと少し違うとは思いますが、少なくとも音のかたまりの数が日本語的な認識にならないような練習はしていきたいです
教材
英語のハノン
毎日続けています
初級はUnit 6以降を3日で1周するペースで回しています
Unit 5までもたまにはやりますが、基本は苦手なところ・うまくできていないところを重点的に回しています
スピードは先月と同じく0.9倍速です
やり方もあまり変わっておらず、文法構造、発音、発声などを意識しながら進めています
最近は英音法で学んだ内容と照らし合わせて、リズムやイントネーションもより意識するようになりました
いろいろなことを意識しながらやっているので、文法構造や意味を意識しているとき以外は、リピートの成功率はかなり低いです
中級は9月から始めて、2周終わったところです
0.8倍速で、声には出さずに頭の中でリピートする練習をしています
声に出すと、舌が回らない、発声や発音がうまくいかない、などいろいろなところで引っかかるので、まずは頭の中でリピートすることを目指し、できなければ頭の中で何回も繰り返しています
まだほとんどリピートできない状態です
0.8倍速でもいいので、多少詰まってもポーズ時間内に閉本で言い切れて、音声を流し続ければそのまま練習し続けられる、という段階に早くなりたいです
DUO 3.0
9月は9/22まで続けて、だいたい3周くらいです
9月の前半は、特に音声面を丁寧にやっていました
まず音をしっかり聞いてリスニングし、そのあと頭の中でシャドーイング、余裕があれば小さく口に出す(マンブリング)くらいのことをしていました
DUOはしばらく続けていたのですが、少しマンネリ化してきてしまったので一旦休止しています
本来は、全部頭に保持してリピートできるようにしたり、日本語を見て英語で言えるようにしたり、といった練習までしたほうがいいはずなのですが、その時の気分に合わせるのも大事かなと思っています
英検準1級 単熟語EX
語彙を増やすために、9/23から久しぶりに再開しました
英検準1級の対策で使っていた単語帳です
単語→例文の順に音声がひたすら流れてくれるのと、発音がアメリカ英語で自分には聞きやすいのが気に入っています
難易度も、覚えていない単語はたくさんあるけれど全然わからないというほどでもなく、勉強したことがあるものや知っているものに、わからないものが適度に混ざっているくらいで、レベル感がちょうどいいです
例文もそこまで長くないものが多く、バランスの良い教材だと思っています
今は、単語を見て日本語を思い浮かべるというような使い方はしていません
次のような流れでやっています
- 例文を聞いて、意味を理解できるか確認する
- 単語帳を見て、単語や例文の意味、発音記号を確認する
- 音声を聞くことに集中する
音声だけだと聞き流してしまうこともあるので、途中で単語帳を見て確認するステップを挟むようにしています
先に文字を見たり、単語を知っている状態で聞いたりすると、頭の中のカタカナ英語に近いものに対応させて「この単語知ってる」と思ってしまいがちです
視覚情報なしで音声だけを聞いて、どの単語か(/l/ と /r/ や母音の区別も含めて)わかり、意味もわかり、例文の意味もわかる、という状態を目指しているので、文字より先に音声から入るようにしています
語彙は、英語の勉強を続けて英語に触れていれば、どこかで身についていくものだと思っています
一方で、英語の音声をしっかりとらえることは、雑にしてしまうと「推測でわかればいいや」のまま定常状態になりやすいと感じています
なので、視覚情報にはできるだけ頼らず、音だけでもある程度理解できるようにすることを優先しています
音声面がそこまで強くなくても、視覚情報や文法、文脈、推測で補って高い能力を発揮することはもちろんできると思いますし、どういう力を求めるかという選択の話だと思います
自分の場合は、オーディオブックなど耳から入れるコンテンツで楽しんだり新しいことを学んだりしたいので、聞こえてくる音が区別できないのはかなり致命的です
机に向かって勉強できる時間は限られるので、音声だけで学べる・楽しめる状態を目指して、音声面はなんとかして鍛えたいと思っています
Versant対策
9/22〜9/25に、YouTubeで見つけた模試を何回か解きました
回答音声をそのままGeminiに送って、書き起こしと評価、フィードバックをしてもらっていました
詳しくは Versantの記事 に書いています
Gemini 3.1 ProもGemini 3.8 Flashも、実際のVersantより評価が厳しめに感じました
Geminiが厳しいのか、Geminiでは評価できない音声的な面が高く評価されたのかなどはよくわかりませんが、Versant本番のほうがGemini評価の感覚より高い結果が出たように思います
TORAbit
TORAbit さんのキャンペーンをきっかけに、9/7から数日アプリを使いました
瞬間英作文とシャドーイングができるアプリですが、イヤホンマイクがうまく動かなかったり、テンポよく進められなかったりで、あまり続きませんでした
自分のやり方が合っていなかったのかもしれません
瞬間英作文であればAIに判定してもらう形式よりもサクサク進められる書籍やテキスト形式のほうが好みかなと思いました
その他(教材以外)
- Audible: 継続。ライトノベルを聞いている
- YouTube: 見てはいるけど、Netflixを見始めたので最近はだいぶ控えめ
- Anki: 復習カードがたまってきてしんどくなったので、破綻しないよう分量を少し減らした。やめると単語を忘れそうなので、無理なく続けられる量にしている
- モチタン / モチスピ: モチタンは先月同様、身内もやっているので一緒にという程度だけど、勉強にもなるので継続。モチスピ(スピーキング)は無料で会話できる期間が終わったのでやめた
- AI: わからないことを聞いたり、時々音声で英会話をしたり、読み上げ音声を生成してもらったり(後述)
スピーキング練習
9月からのスピーキング練習方針 — 身近なテーマで話して繰り返す では、日常でよく使うテーマを決めて繰り返し話し、よく話す内容を口から出やすくする、という方針を考えていました
ただ実際には、スピーキングへのモチベーションがまだあまり高くありません
基礎文法も間違えまくるし、コロケーションや適切な単語も出てこない、という状態で、なかなかやる気が上がらずにいます
一応毎日続けてはいますが、今のやり方はかなり軽めです
- そのとき頭に浮かんでいることや気分を少し話す
- AIに添削してもらう
- 添削後の英文をGeminiに音声にしてもらい、それをシャドーイングする
前に考えた方法のほうが練習としては良いとは思いますが、今はまだいいかなと思っています
しっかり覚えようとしたり何度も音読したりはしておらず、話そうとしてみて「やっぱりここができていない」「いつもこのパターンになる」と気づくことと、自分が言いがちな表現の添削を見て「こう言えばよかったのか」と頭の片隅にでも残ればいい、くらいの位置づけです
負荷が高すぎることを頑張ると挫折につながるので、「スピーキングは気づきになればいいか」くらいの気持ちでインプット系をより重視しようかと思います
ある程度のことをストレスなく言葉にできたり、英音法の本でやっているような「言いたいことをどういうリズムとイントネーションで話せば伝わるか」がわかってきたりすれば、自分が思っていることをちゃんと表せるようになって、もう少し楽しみながら量を増やせるのではと思っています
Google AI Studio で利用できる Gemini 3.8 Flash TTS は、以前のモデルよりも長い音声が生成できて生成が完了していない段階でも音声が聞けるのでとても使いやすいです
Netflix
9/6から始めて、取り入れてよかったと思っています
目的は、感情の伴った、リアルに使われる英語をいろいろ見聞きしたい、というものです
頭の中にいろいろなキャラクター像があると、英語を吸収するときに「この人ならこう言いそう」という受け皿ができて、吸収しやすくなりそうだと思っています
見ているのは『グッド・プレイス』『ヤング・シェルドン』『クルー・ガール』『フレンズ』『ゴシップガール』などです
英文に出会ったときに「これはミッシー(シェルドンの妹)が言いそう」「メアリー(シェルドンの母)が子どもたちに言っていそう」と関連付けられるのは、良い点だと感じています
ただ、今の自分の英語力だと、英語だけでは理解できないことがかなりあります
音が聞き取れないことも多いし、聞き取れたとしても、スラングやイディオムや単語でわからないものが大量にあり、ユーモアを含めて文化的によくわからないものもたくさんあります
正直、理解度はそんなに高くないです
流れてくる英語を本当に吸収できているかというとそうでもないので、基礎文法や一般的に使われる語彙など、基礎的な英語力をもう少し高めてからのほうが吸収力は上がりそうだとも感じています
言葉をキャラクターや感情と紐づけてとらえる力を高めるにはNetflixはとても良く、純粋にコンテンツとしても楽しいです
一方で、英語を聞き取って知識として蓄えるという目的だと、難易度はかなり高いです
その目的なら、自分のレベルに合ったオーディオブックのほうが英語の密度も高くレベルも合わせやすいし、語彙を増やすなら単語帳やフレーズ集でいったん頭に入れてからNetflixを見たほうが、取りこぼしが少なくなりそうです
楽しさや日常への応用という意味では続けつつ、学習の進め方としてどう組み込むかは少し考え中です
振り返りと今後
インプットの土台がまだ浅い
前回の記事では、Netflixやスピーキング練習の配分を増やすと書いていて、実際にある程度やってはいます
けれど、スピーキングはとにかくやればいいというより、インプットで理解できるものの土台があって、それを話すときにも自動的に使えるように高めていく、という側面が強いと感じています
なので、まずはインプット側をより強化する必要があると改めて思っています
また前回は「教材以外の自然なコミュニケーションとしての英語が弱い」と書いていました
それも正しい面はあると思いますが、よく考えると、そもそもほぼすべてのものについて自分の理解の深さがとても浅い、というほうが正しい認識かもしれないと感じています
たとえば、TOEIC 600点台向けの単語帳でも、単語自体は見たことがあって意味が1つ2つ浮かぶものであっても、知らない意味もあるし、例文を聞いて瞬間的に理解できないことも多く、例文と同じようなことを話すのはほぼできません
リーディングの問題で選択肢から選ぶくらいなら、雰囲気や文脈、推測でそれっぽいものを選んで正解できることも多いです
ただ、正しく理解してニュアンスもつかみ、自信を持って答えられる、同じようなことを話せる・書ける、という運用能力を考えると、全然足りていないと感じています
TOEICは点数が取れすぎてしまって、外から見ると英語ができると思われるようなスコアになりましたが、実感としてはかなりギャップがあります
リアルな会話かテキストに載っているものかを区別する必要はなく、学べるところから学んでいけたらと思っています
むしろ教材のほうが聞き取りやすく、幅広い表現があり、解説や日本語訳、発音記号もついていて自分で調べる必要もないので、効率よく学びやすいと思っています
教材の良いところを活かしながら学んでいきたいです
今後使いたい教材
今やっているものに加えて、次の4つを使いたいと思っています
英語のハノン 上級
初級から上級まで、できるだけ繰り返して身につけたいと思っています
ハノンシリーズには「フレーズ編」「ロジック編」などもあり、どこまでどのレベルでやるかは悩ましいところですが、どんどんやっていきたいです
キクフレ
『TOEIC® L&Rテスト 聞いて覚える頻出英語フレーズ キクフレ』(アルク)です
TOEICの語彙の本ですが、単語だけでなくフレーズ重視で、情報量が多いです
良い教材だと思いつつ音声の形式が好みと合わず手を出していなかったのですが、英語だけの音声も追加されたようなので取り組みたいです
黄リー教
『基本文法から学ぶ 英語リーディング教本』(薬袋善郎著、研究社)です
英文をより正確に読むための本で、まだやったことはありません
これまで多読多聴に近い学習をしてきたので、なんとなくわかるものは確かに増えてきました
逆に、この単語の品詞は何か、この文法の使われ方にはどんな意味があるのか、といったことをあまり意識せず、文脈や雰囲気で理解することに頼っている部分が大きいです
それはそれで悪くないのですが、理解できない文章に出会ったときに本当にわからない、という壁にもぶつかっているので、しっかり理解する部分も身につけたいと思っています
英検1級 単熟語EX
今やっている準1級の1級版です
優先度は低めでいいかなと思っていますが、来年度には英検1級にも挑戦したいので、早めにボキャビルを始めないと間に合わなさそうです
ただ、上に書いたように今身につけている語彙力は深さが足りていないので、あまり早く手を出すと、試験で点数を取れる程度の理解の幅は広がっても、基礎の深みが足りない状態になりかねません
順番は悩ましいところです
一方で、多読多聴をしていると英検1級相当の単語も意外とたくさん出てくるので、語彙は知っているに越したことはありません
英検1級レベルの単語になると、能動語彙にする必要があるものはさすがに減ってくると思うので、浅くでも「こんな単語があって、こんな意味なんだな」と軽く知っておくくらいにして、正確さ・素早さ・深さはより基本的な部分で高めていく、という形がいいのかなと思っています
試験について
ここ最近は試験が続きましたが、この先数ヶ月は受験の予定がなく、短期的な試験の目標は特にありません
年度内にもう一度TOEICを受けて、950点が取れたら嬉しいし、900点以上はキープできたら嬉しいな、くらいに思っています
それとは別に、来年度は英検1級にも挑戦していきたいです
試験を受けると、目標のために努力できたり、現状把握ができたり、普段やりたくないことに手を出せたりします
ただ、今のところ近いうちに受けたい試験は思い浮かんでいないので、無理に受けようとしない期間もあっていいかなと思っています